礼服のカビの落とし方は?自宅でできる応急処置のコツと注意点を解説 | ネタきゃっち

礼服のカビの落とし方は?自宅でできる応急処置のコツと注意点を解説

礼服 暮らし

礼服を着る機会ができて、久しぶりにクローゼットから出すと、「礼服にカビが付いている!」という経験はありませんか。着る機会がなかなかない礼服ですが、カビが付いていることに気が付くのも遅かったという場合、クリーニングに出す時間もありません。

こんな状況になると慌ててしまいですが、自宅で簡単にできる応急処置がありますのでご安心ください。
カビがバレる・カビ臭いと思われる、といった心配はなくなりますよ。

この記事では、礼服にカビが付いているとき、クリーニングに出す前にできる応急処置のコツと注意点を解説します。

礼服のカビをクリーニングに出す前にできること

礼服カビ

礼服やスーツには白カビが発生しやすいことを知っていますか?
洋服がたくさん詰まった通気性の悪いクローゼットや、梅雨シーズンの湿気などが原因で、白カビが付いてしまうのです。

白カビは、黒カビと比べて落としやすいので、クリーニングに出せばほとんどの場合きれいによみがえります。クリーニングに出す時間がないなら、まずは自宅で応急処置をすることをおすすめします。
では、早速、手軽にできる応急処置の方法をご紹介します。

使い終わった歯ブラシでブラッシングする方法

使用済みの歯ブラシと消毒用エタノールを用意します。歯ブラシの毛先に少量の消毒用エタノールをつけて、カビが付いている部分を優しくブラッシングしましょう。
払い落とすようなイメージで行ってください。
強くこするとカビが生地に染み込む恐れがありますので、注意しましょう。

※注意点:エタノールは、礼服を色落ちさせてしまう可能性があります。
表面をブラッシングする前に、裏側の生地で色落ちしないかどうか、テストをしてみてください。

タオルで叩いて落とす方法

タオルを40度程度のお湯で湿らせて、よく絞ります。
そして、そのタオルでカビがついている部分をポンポンと叩きます。
強い衝撃を与えたり、タオルで拭いてしまうと、カビが生地に染み込んだり、広がってしまう場合がありますので、そうしないように気をつけてください。

これらの方法でカビを落としたとあと、しわになった場合には、あて布をしてアイロンをあてましょう。
いずれもあくまで応急処置なので、礼服を着た後はクリーニングに出してくださいね。

礼服のカビを洗濯機で落とすためのコツと注意点!

洗濯機

先程ご紹介した応急処置で、まだカビが落ちない!という場合には洗濯機で洗いましょう。

水洗いが不可の洗濯表示がある場合には、洗濯機で洗うと縮んだり伸びたりしてしまう可能性があります。水洗いマークに×がついていなければ、洗濯機で洗っても問題はありません。

洗濯する時には、洗濯用ネットに礼服を畳んでから入れます。
そして、洗濯コースをドライコースもしくは、手洗いコースを選んで洗濯しましょう。

洗濯機で礼服のカビを落とす注意点

・洗濯用ネットは、礼服を畳んだサイズに合うサイズを選びましょう。
礼服のサイズに対して大きすぎるとネットの中で礼服が動きまわることになるので、スーツに負担がかかってしまいます。逆に小さすぎると、スーツがしわだらけになる可能性があります。

・洗剤は、ドライマークがついていても洗える、ホームクリーニング用の中性洗剤を使いましょう。
エマール・アクロン・シャレボンなどが有名です。

・礼服を干すときは、スーツ用のハンガーに干し、表面だけでなく、肩周り・首回りのシワもきちんと伸ばしましょう。そして、直射日光が当たらない場所に干してください。

ここでは、自宅での応急処置の方法を解説しましたが、日頃からクローゼットの中をパンパンにしない、定期的に換気するといった対策をとって、カビを生やさないための対策をとることをおすすめします。

まとめ

洗う

礼服を着る機会ができて、クローゼットから礼服を取り出すと、カビが付いていたら、焦ってしまいますよね。クリーニングに出す時間がないという場合には、自宅で応急処置をすることで、表面上はカビの問題を解決できます。

クリーニングに出す前に自宅でできることとしては、下記の方法があります。

  1. 使用済みの歯ブラシに消毒用エタノールをつけて、カビ部分をブラッシングする方法
  2. お湯に湿らせて絞ったタオルでカビ部分を叩く方法

いずれの方法も、優しく払い落とすようなイメージで行ってください。

これらの方法でカビが落ちなかったという場合には、水洗いマークに×がついていない場合に限り、
洗濯機で洗うことができます。
その際には、礼服を畳んだ大きさに合うサイズの洗濯用ネットに入れ、ドライコースもしくは手洗いコースを選びましょう。洗剤は、ホームクリーニング用の中性洗剤を使用してくださいね。

この記事で紹介した方法は、あくまで応急処置です。
礼服を着る日を終えたら、なるべく早めにクリーニングに出しましょう。
また、日頃から、クローゼットの中をパンパンにしない・定期的に換気をする、といったカビ対策を行うことをおすすめします。

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