先日、体調5センチもあろう大きなナメクジが台所に出現して大騒ぎになった我が家です。
なんとなく蒸し蒸ししているな、と思って調べてみると、なんと、先日5月16日に近畿地方は梅雨入り宣言がされていました。
1951年の統計開始以来最も早い、記録すべき梅雨入りの速さだったのです。
先日まで、朝晩少し寒い時には電気ストーブを使用していた我が家では、あまりの突然の梅雨入りで、ストーブをしまい扇風機に切り替える機会を逃してしまいました。
あまりの急激な変化で環境もついていけていませんが、環境に伴って体や心の不調について注意しておきたいことところです。
じめじめとした長い梅雨時期に起こりやすい体の不調とその対処法をご紹介いたします。
むくみやすい!梅雨時期の症状と対処法
約7割の水分がからだを占めています。その水分は汗や、尿などで不要なものはからだの外の出すようにできています。
しかし、梅雨の時期になると、空気中の水分が多くなりますので、体の水分がなかなか外へでることができません。
本来、老廃物として外へ出されるものがでなくなり、どんどん体の中に溜まっていくため、むくみやすいからだになっていきます。
むくみの対処法は足つぼ刺激
梅雨時期にむくみがいつもより気になるという時には、足全体のマッサージに加えて、足にあるツボを押すことでむくんだ状態のままにしておかないようにできます。
刺激する足つぼは2か所です。一つ目は、豊隆(ほうりゅう)というツボで、足首とひざ下のちょうど真ん中あたりに位置します。すねの外側の一番盛り上がっている場所です。
この部分は、体のどろどろとした水分を外へ出す用に促したり、湿気を取り除くツボです。
二つ目は、足三里(あしさんり)というツボです。
ひざ下のくぼみから指4本分下がったすねの外側にあります。このツボは、松尾芭蕉が奥の細道を歩いた時にも押していたという有名なツボで、別名「長寿のツボ」と呼ばれています。
食欲がない!梅雨の不調の原因と対処法
体のむくみと密接な関係があるのが、食欲や胃腸の調子です。からだの水分調節がうまく働かなくなることは、体内の消化吸収にも影響をきたします。
温度も湿度も急に高くなる梅雨時期は、ついつい冷たいものを食べてしまいがちになりますが、それもまた、消化吸収の働きを悪くしている要因になります。
食欲がない時の対処法ーあたたかいものを食べる
前出した、足三里というツボも、腹痛、下痢、嘔吐、胃腸の不調、歯痛、歯槽膿漏など広範囲に効果的です。
胃腸の調子も整えられるツボなので、食べることよりもまずは、ツボで調整することがおすすめです。
そして、食欲が少しずつ回復した時には、冷たいもの、しょっぱいもの、脂っこいものなどの刺激はできるだけ避けて、あたたかくてお腹に優しいものを食べるようにすることがよい方法です。
重だるい梅雨の体調の症状と対処法
からだとこころの両面ともに、なんとなく重だるい感じになるのも梅雨時期の体の特徴です。朝から曇って雨が降っていると目覚めが悪いことがあります。
そして、朝なのにやる気がでない。梅雨時期の低気圧がその重だるさの原因です。気圧が低くなることで、人間のからだは、副交感神経が優位になります。
副交感神経というのは、夕方から夜間にかけて働く神経系のことですが、本来朝活動するための交感神経が働く時間に、副交感神経が働いてしまうことで、重だるさを引き起こします。
身体的にも、精神的にもなんとなく不調が続くのが梅雨という季節です。
他にも、古傷がいたんだり、もともと弱い部分に痛みがでることもあるため、悪化させることがないように日常的に出来る対処法をご紹介します。
重だるい時の対処法ー朝と夜のメリハリを心がける
梅雨の低気圧を変える事はできません。しかし、からだの状態を変えることはできます。
そのポイントは、少しだけ朝と寝る前の時間を意識的に過ごす事にあります。
何気なく起きていた日常と少し変えて、起きてすぐに冷たい水で顔を洗ったり、窓をあけて空気を入れ替える、時間があれば、朝のウォーキングなどもおすすめです。
梅雨時期の晴れ間を狙って、外へ出られる時は積極的に外へ出て活動することで交感神経を活性化できます。
寝る前には、だらだらとスマホを見ている日常ではなく、寝る前の1時間は携帯電話や、パソコンなどは見ないようにしましょう。
寝る前の深呼吸をすることでも、深い質の良い眠りを導いてくれるので、意識的に深呼吸をする時間をもう手けてみてください。
日中と夜の習慣を少しだけ変える事で一日の中でメリハリをつけて活動することができます。重ダルさから脱却するためにはメリハリが重要です。
梅雨明けも早い?梅雨を乗り越える方法
例年より早く梅雨入りしたということで、早く梅雨が上げるかどうかはわかりません。
むしろ例年よりも長くじめじめとした期間を過ごすことになるかもしれません。
なんとなくだるい、しんどいなという不調が、本格的な病気になる前に、日々体調に気をつけて、ほんの少し習慣を変えてメリハリのある日常をすごすことが、長くなりそうな梅雨時期を乗り越える賢い方法ではないでしょうか。
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