手作りマスクのトレンド、不織布マスクが見えるマスクカバー | ネタきゃっち

手作りマスクのトレンド、不織布マスクが見えるマスクカバー

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不織布マスクが見えるマスクカバーとは?

 

不織布マスクが見えるマスクカバーとは、手作りマスク本体の左右に4~5㎝ほどの帯をつけて、不織布マスクを差し込んで抑えながら左右に耳ゴムをだし、二重マスクとして使用するタイプです。

抗菌生地だけでなく、シルクやレース、モチーフレースなど、フェミニンでロマンチックな作品が人気です。

カバー本体は、帯と同素材であったり、別の素材と組み合わせるなど様々ですが、不織布の下から覗くようにした柄物やレースの帯使いが多く見られます。

本体の造りは、大臣マスクのように、1枚布を折りたたんでカットや縫い止めをするものから、立体マスクのように縫い上げて帯をつけるものなど色々なアレンジが見られます。

不織布マスクが見えるマスクカバーのメリット・デメリット

 

不織布マスクが見えるマスクカバーのメリットとして、肌に直接触れる側がダブルガーゼなどの柔らかな抗菌素材を使用することができるため、肌荒れやアレルギーの心配がありません

また外から見ても、不織布マスクをしていることが明白なため、不織布警察の摘発!?を未然に防ぎます。

そして、手作りマスクに不足しがちであった防御力を補えます。

ファッション的には、左右の帯に濃色を使用すると小顔効果が期待できる物です。

これまで、マスクとして不向きであった繊細なレースや透け感のあるモチーフオーナメントも帯素材として使用が可能です。

ハンドメイド好きな人が好む素材を使って、腕を振るえる魅力があります。

デメリットとしては、通常の布マスクに不織布を重ねることで、分厚く息苦しいマスクとなってしまうこと、使用する素材や色によってはかえって膨脹して大顔に見えてしまう場合もあることです。
洗濯する場合も、もし不織布を使い捨てにしない場合は、一度に2枚を洗って干すという手間がかかります

縫製的には、普通にマスクを縫った方が断然簡単で、不織布マスクが見えるマスクカバーは、寸法的なブレが許されず、分厚い所がありよけいな手間かかるタイプです。

正統派ハンドメイドの香りが漂う、不織布マスクが見えるマスクカバー

 

多数のハンドメイド作家がひしめくminneでも、この“不織布マスクが見えるマスクカバー”は、正統派ハンドメイド作品によく見られる世界観が漂っています。

一見して、カジュアルでもモダンでもないく、フェミニンとエレガントとロマンチックがミックスした独特の世界観。

そのような世界が好きでない人から見るとややとっつきづらく感じるのですが、とても素晴らしい物ばかりです。

このタイプのマスクカバーはいつごろからあるのでしょうか。

記憶的には、昨年秋冬あたり、けっこう前からちらほら見かけた変わったデザインでしたが、今年に入ってからはかなりのハイペースで多数・多種類がつくられ見かけるようになってきました。

その理由は、普通の手作りマスクが売れなくなってきたためとも思われますが、見た目より縫製力が問われるタイプで、現在販売されているなかでのランキング上位の作品は、かなりのクォリティーのある物ばかりで、ハンドメイドを好きでやっている人でないとなかなかできない技術を感じさせるものです。

通常のマスクであっても、重なって厚みが出る箇所があり難しく手間取るという縫製工場のコメントもTVの報道等で見かけましたが、このマスクカバーもかなりの物で、タイプによっては、5層以上となってしまう箇所をサッと縫わなければなりません。

馬力のある強力なそれなりのミシンを使って、注意深く仕上げないと故障の原因となってしまうので要注意です

【まとめ】手作りマスクのトレンド

最近の手作りマスクのトレンド、不織布マスクが見えるマスクカバーは、やはり手間がかかる商品らしく、minneに限らず楽天ショップなどでも1.000円を超える価格で販売されています。

けれども、1,2度試作して見ればわかるのですが、けっこう難しく、クオリティ高くつくることはもとより、素材やディテールのアイデアに関しては、通常の手作りマスクより基準が上のレベルなので、これは、お金出しても良いのではないかと納得できるものです。

不織布マスクが見えるマスクカバーが、日本オリジナルの発想なのかは定かではありませんが、審美感が日本のハンドメイド的で興味深くあります。

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